活動報告

議会報告

令和3年2月議会

■令和3年2月定例会のご報告■


吹田市議会 令和3年2月定例会は 2月19日(金)開会・提案説明=3月23日(火)討論採決・閉会の日程で終了しました。
この2月定例会では、新年度の市長の施政方針が述べられると共に、令和3年度当初予算案、各種条例の制定、令和2年度の補正予算案などが提案されました。
ここでは、私たち吹田市議会議員団 大阪維新の会・吹田がこの2月定例会での主立った取組についてご報告いたします。


1,都市公園条例等の改正に賛成しました

《官民連携・活性化は賛成、しかし、自然環境や生態系などの価値を損なうな!計画進行過程での合意形成を図れ!》

大規模な公園に指定管理者制度・公募設置管理制度(PFI)を導入し、官民連携による都市公園等の再整備、管理運営を推進しようとする条例の改正です。
私たちは官民連携と公園という資源の活用という基本的な主旨には賛成する立場ではありますが、実際の整備計画と運用次第で想定される懸念事項等について指摘等を行いました。
・公園の現在保有する価値・魅力をそこなわないこと
・管理業務の外部委託によるコスト削減の実現
・公園管理業務と設置管理制度(パークPFIによる付加価値事業)は明確に区分すること
・設置管理制度(パークPFI)とは商業施設を設置する事に限るもので無く、公園が持つ魅力、価値を高めることが目的である
・公募においては提案事業者の自由な発想を尊重すること
・意思決定には多様なステークホルダーを巻き込みつつ合意形成を図ること
これらを前提として、今年度以降進める2園(桃山・江坂)においては
・千里南公園でのパークカフェ事業の効果や反省を活かすこと
・桃山公園ではその魅力である竹林など自然や生態系の確保を厳守すること
以上を委員会、本会議で指摘したうえで条例の改正に賛成しました、引き続き事業の進展を注視してまいります。

 


2,一般会計当初予算案に賛成しました

令和3年度一般会計当初予算は1407億円分の全てが一本の予算案として提案されました、一括のパッケージ全体を「賛成」するか「反対」するかのどちらかの判断しか出来ません。内容的には同意しかねる事業も多く在りますが、下記の意見を申し上げた上で私たちは「賛成」の判断をいたしました。

(行政経営部)
・職員の在宅勤務推進等は具体的成果をあげよ

(児童部)
・保育教育の現場のデジタル化推進、PTAとの連携推進システム実現を
・「公立保育所での紙おむつ廃棄処分」早期実施と成果実現
(都市魅力部)
・エキスポシテイの「インフォレスすいた」は効果見極めと事業継続には慎重な判断を
(市民部)
市独自のパスポートセンターは費用対効果が疑問視される、吹田市単独の運用には慎重な検討が必要であり将来的には近隣各市・大阪府との連携した取組を求める。
(土木部)
・公園管理をパークマネジメントという新しいフェイズへ進展されるにあたり組織の変革が必要で求められる職能も変わる、人事採用も含めて検討されたい。
・道路の整備に関しては、接道する学校敷地など市有のデッドスペースは積極的に活用し歩道拡幅・花壇植え込み・ポケットパークとして部署横断的に整備管理すべきである
(環境部)
第二次地球温暖化対策新実行計画では2020~2028は加速期と位置づけている、年度毎の数値ノルマを設け 加速期末期の5年後へ向けたロードマップを示すべき
(下水道部)
道路の権利関係が障害となり公共下水道が未整備であったり、道路の表面管理が行き届かない箇所が存在する、市長は施政方針で「解決が困難な課題から目をそらすこと無く公務員の使命として真正面から取り組もう」と宣言している、有言実行で問題解消へ向けた着実な進展を求める


3,補正予算に修整案提出

《5億円のバラマキを審議なしで看過は不可!》

会期の最終日・閉会当日に市長から補正予算案が提出されました、内容は ワクチン接種にかかる費用、GIGAスクール(学校ICT)にかかる費用、これに加えて、中小事業者等への応援金5億6400万円が盛り込まれたパッケージの補正予算案です。
閉会当日の提案で委員会での審議は出来ずその場で即決を求められました、私たちはこの応援金については審議が必要と判断し以下の結論に至りました。

・昨年末にすいたエール券(地域金券)事業協力参加事業者に限定し各店20万円の支給を実施したが、この非難の殺到する公平性の欠落した事業の埋め合わせが主旨と見做されるがその是正とならないと判断すること
・基礎自治体が支援すべき対象は事業者や企業では無く全ての住民である
・いわゆる「金のバラマキ」であるが、そのバラマキを看過したとしても5億円の配布(20万*2500件)に対してその経費が6400万円とは非効率が過ぎること
・大きな疑義が多く在る事業予算を審議せずに看過することは出来ないこと

これら状況から、そのワクチン、学校ICT、5億バラマキの三点セットの補正予算案から5億バラマキを外した審議無くとも必要と認めるワクチンと学校ICTの2点のみへ修整した補正予算案を提案しました。
しかしながら、この修整案は反対多数で否決されました。
引き続きこの疑義の多い応援金事業には注視してまいります。


以上、大阪維新の会吹田の2月定例会での取組の抜粋です、会議録や録画ビデオなど詳細は 吹田市議会ホームページをご覧ください。

 

 

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