活動報告

活動報告

吹田市議会における政務活動費の不適切支出について

政務活動費に不適切な支出があったと吹田市監査委員会が「吹田新選会」に111万円返還させるよう市長宛に勧告した件について
(監査請求の経緯、産経新聞ニュースより)

平成29年度に支出した大阪府吹田市議会3会派の政務活動費に不適切な部分があるとして返還を求める住民監査請求があり、市監査委員事務局は29日、このうち「吹田新選会」が支出した約111万円に不適切支出があったと認め、同会派に対して返還を求めるよう、後藤圭二市長に勧告したと発表した。

監査結果で不適切とされたのは、同会派の広報紙の印刷費やホームページの経費など。市監査委員は5月30日に、市民からの住民監査請求を受理していた。

引用:産経新聞ニュースより

吹田市議会議員団「大阪維新の会・吹田」としては、この不祥事を重く受け止め、下記の通り見解を申し上げます。

1. 責任の所在について

責任は勿論第一には不適切と判断される使途に政活費を支出していた当該会派「吹田新選会(後藤、石川、足立議員)」にありますが、実際の事務処理では伝票や領収書等を議長宛(実質的には議会事務局)に提出しチェックを受けています、そこで意図的な作為があったのか、議会事務局がチェックしていなかったのかは把握できてはいませんが、議長及び議会事務局、制度や運用にも何らかの不備等がないか、検討の必要があると考えます。
また、吹田市議会では会派に対して、所属議員の人数分の政務活動費がまとめて交付され、収支報告等も会派代表者名義で行います。
他市では議員毎の交付であり、不祥事や返還に際しては議員個人の問題でありますが、本件は会派全体・会派議員全員の問題と捉えております。

2. 政務活動費の今後の扱いについて

このような不適切な事件が明らかになった以上は、当該会派である「吹田新選会」のみならず、吹田市議会全体としての再発防止策を含めた対応が必要であると考えます。
勿論、当会派としても従前に増して厳格な運用を心がける次第であります。

3. 監査委員について

吹田市の行政委員会の一つである監査委員会は4人の監査委員で構成されますが、議員が監査の対象の場合は2人の議会選出委員は排斥、外されます。
それにより僅か2名の監査委員で住民監査請求にかかる監査を行わざるを得なくなります。
また、監査委員には月額報酬も支払われており、今回の件は定期監査ではありませんが、監査委員の報酬は定額であり、その合理性や市民の理解が得られるものか疑念が残ります。
そして、この不祥事の当該会派である「吹田新選会」からは、過去4年の任期中に後藤、石川、足立議員と3名全員が監査委員に就いていました。
結果的に監査委員に不適任とみなされてもやむを得ない議員を議会から選出していたことであり、また我々も選出その責任の一端を感じるところであります。
加えて、4人中2人もの監査委員を議会から選出する現状に大いに疑問をがあり、今後の議論が必要と考えます。

4. 「大阪維新の会・吹田」として今後の対応について

本件にかかる対応については、現状では当事者である会派「吹田新選会」の会見等説明の機会を注視しています。
また、現行の吹田市議会の制度では政務活動費の交付額は11万円(月額、議員1人あたり)と他市に比べて2倍程度の高額であり、前任期からこれを問題視して「政務活動費をカットする条例案」を提出しましたが、その際には吹田新選会も政活費カット条例案に反対していました。
高額すぎる政務活動費の金額の是正と併せて、運用や扱いのルーズさを解消し、厳格な運用が必要であることが今回改めて認識する次第です。
「大阪維新の会・吹田」としては今任期もこの問題に取り組んでまいります。


産経新聞ニュース
「吹田市監査委、政活費の不適切支出認める」

政務活動費の不適切支出の経緯や内容は、下記吹田市監査委員会HP等をご覧ください。
請求年月日:令和元年5月30日

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